4 volta

​第4話

滞在記4話⑦.JPG

料理実習初日~異国の生徒との出会い~

今日からいよいよ料理実習が始まる。

早起きして散歩をし、朝食をしっかり食べて臨んだ。

イタリアの朝食はシンプル。トーストもバターが入っていないのか?味があまりしなかった。

クロワッサンは何故か甘い。(コルネットと呼ばれていて、中にジャムが入っていたり、上に粉砂糖がかかっている。)

どうやらイタリア人は甘党らしい。朝から甘めのパウンドケーキのような物を朝食にしているお客様もいた。

部屋に戻り身支度をしてレッスン場になる併設したリストランテの厨房へ向った。

エプロン姿、頭巾をかけた3人娘(奈良の順子さん、ゆかちゃん)

福岡のけんちゃんは、お店のユニフォーム姿できりっとかっこいい。

日本人の第一陣は3名。これから3名増える予定。日本人生徒の他に2名の国際人の仲間がいた。

その後は、イギリス人の生徒、イタリア人主婦、イタリア人パティシエ、カナダからやって来た国際結婚をした日本人主婦等。

沢山の仲間と出会う事が出来た。

4週間ずっと一緒だったのは、ブラジル出身のサイラス君。

サイラスは地元ブラジルへ戻ったらお店を開くのが夢らしい。

ドラえもんのジャイアン似のサイラス。ニックネームはジャイアンになった。笑

シカゴ出身のコーリー君(人気ナンバーワンの彼、もちろん私もぞっこんでした。笑)

コーリーは、アマチュアバスケの選手。イタリア人の可愛い奥様がいる。

女性にも男性にも優しくて気配り目配りNO1.

コーリーがバスケの大会でレッスンがお休みの日は、女性陣は何故か寂しがっていた。笑

実習は月~金まで、9時~12時半までの予定。

午後からは外部研修(ワイナリー、チーズ工場等)やイタリア語教室等が行われる。

土曜日は自由研修(一応休み)日曜日は日帰りで近隣地へ食や文化を勉強しに訪れた。

盛り沢山の内容で、体は程よく疲れ、夜はぐっすり、時差ぼけ~なんて事は一度も無かった。

一日目はジャンルーカ校長先生の実習。

日本語とイタリア語で書かれたレシピが配布された。

先生がイタリア語で説明し通訳をしてもらえる。要点をメモを取り早速厨房で実習開始!

実習は、2班に分かれた。私は1班でけんちゃん、サイラスとこれから参加予定の日本人の4名。

各班ごとに、担当メニューが決められている。

今日はみんなで手打ちパスタも作った。

初日の実習風景。今後も仲間が増える。

滞在記4話①.JPG
滞在記4話②.JPG

実習初日のメニュー


ー前菜(アンティパスト)2品ー
 ・ペコリーノチーズ(羊)とアスパラガスの穂先のアンティパスト
 ・ズッキーニのパミジャーナ


ーパスタ(セコンドピアット)2品ー
 ・鉄の針で作るパスタ・子羊肉ラグーソース
 ・ひよこ豆のクリームスープ


ーメイン(セコンドピアット)ー
 ・ウサギの『子豚の丸焼き』風


ーデザート(ドルチェ)ー
 ・ヌガークリームとチョコレートクリームのズコット

滞在記4話④.JPG
滞在記4話③.JPG
滞在記4話⑤.JPG

​本日の作品の一部。中央がウサギ肉を使ったメイン料理。

一日7~8品のメニューを作り、

昼食と夕食に分けて食べるという流れを4週間かけて約100点のメニュー実習を行う。
私は、メニューのレシピを見ている最中にも、嬉しくて心が躍る。

食欲が先行して厨房に立った。
初日から最終日まで、手際の悪い私達をサポートしてくれる力強いアシスタントのマリエッラさん!
きりっとした美人で、とにかく厨房の中でも動く動く。

重い厨房道具を男性並みの力で
軽々と持ち上げて、素敵だった。

多くの日本人が巣立った厨房。

私も今日から短期だけどなりきりシェフ修行で真剣に取り組もう!

滞在記4話⑥.JPG

​ジャンルーカ校長先生  

滞在記4話⑦.JPG

​アシスタントのマリエッラさん  

ウサギのお肉を見たのは生まれて初めて。

日本では食べる習慣がないが、イタリアの市場では一般的にお肉屋さんに並んでいる。

見た目は淡白で色は鶏肉に似ている。味はどうなのか?

イタリアへ来てるんだ!実感が沸いてきた。

以後、鳩や頭がついたままの鶏等様々なお肉とご対面。これも実習の醍醐味。

どんな味に変身するのか?楽しみだった。

ウサギは骨を外して、詰め物(野生のハーブ類)をしてロール状に巻き、オリーブオイルでローストした。

淡白でクセが無く美味しかった!

一度に約10人前程のメニューを作る。レシピ等見てる時間がない。写真も撮らなきゃ。

次から次へと作業が押している。
初日は、手際が悪いせいか予定時間を大幅に過ぎていた。

私のお腹もグーグーと鳴っている。

出来た!テーブルセッティングをして、メニューを各自運び席に着く。

昼間から、料理に合わせたワインを飲むことが出来た(幸せ!)

ワインが料理にとっても合っていて、食が進む。

Sa-lute!(サルーテ)乾杯!
食べた瞬間の一言。

私だけではない、みんなが口を揃えて『Buono』ブォーノ!美味しい!

幸せ!自然と笑みがこぼれてくる。

ジャンルカー先生、アシスタントのマリエッラさんも、美味しい?良かった。笑

もっともっと料理を習いたい!興奮で心は躍っていた。

出会ってからまだ3日。

ルッカの仲間達は、イタリアという異国の地で食を通じて一生の仲間になった。

明日のメニューは何だろう?

胸と胃袋がわくわく踊った♪