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1 volta
第1話
イタリアへの旅立ち...とうとう、その日がやって来た。
07年3月31日とうとう憧れていたイタリアへの出発日。
前日に東京に宿を取り当日に成田へリムジンバスで向かった。
旅のアクシデントは付き物?とうい諺はあっただろうか?
北海道を出発し、成田へ着く間だけで大きなアクシデントが2つもあった。
このお話は追々の日記に綴るとして。笑
最初の一ヶ月間の滞在先。
中央イタリア、トスカーナ州のフィレンツエから
約1時間の場所LUCCA(ルッカ)の街に短期料理留学先がある。
ルッカ・イタリア料理学院。
日本から出発する生徒の2名と成田空港で初顔合わせをした。
奈良でお料理教室を主宰している順子さん
(関西人らしくちょっぴり派手めな赤い上着に身を包んだ美人マダムとうイメージ...
印象が崩れるのにはそう時間が掛からなかった。ごめんなさい順子さん!)
もう1名は、福岡 から参加のけんちゃん。市内の飲食店勤務。
イタリア料理を極めるのが目的だと聞いた。
(どっしりとした体格の青年。後に私達仲間の用心棒的な存在になった)が先に並び搭乗手続きをしていた。
何だか手こずっている様子の二人。
後に私の番が来た。
聞く所によると、私達が乗るはずの便が(ミラノ経由ピザ着)機材の故障で飛ばず、
経由先が変更になる説明を受けた。
ローマ経由になりますが宜しいですか?航空会社スタッフは、そう私に尋ねてきた。
目的地は、ピザ空港。最終的に着いたら問題はないかな?楽観的に考えた私はチケットを変更してもらい搭乗手続きを終了。
順子さんとけんちゃんは、料理学校の運営会社への連絡をしていた。
どうやら便を変更してもいいのか?と運営会社の支持を仰ぐつもりだったらしく、戸惑っていたようだ。
見送りに来て下さっていた運営会社の担当者さんとの連絡が終わり二人も無事搭乗手続完了!
結局は便の経由地が変更のまま、約1時間遅れで日本を旅立つ事になった。
二人が感じた私の第一印象は、決断が早く、正々堂々とした明るい子。だったようだ。笑。
それは、イタリアで生活してからも、印象に変わりは無かったのか?
私が思うには、くよくよ考えない前向き思考?ドジで食欲旺盛が備わっていると思っている。
証明された事は、帰国、私の体重は3キロ増加でイタリアの太陽を浴びて真っ黒に日焼けをしてきた。後に私の番が来た。
病気ひとつせず、掏りにもあう事が無かった。それだは自慢だと言えるのかも知れない。笑
成田発ローマ経由ピザ着。私の夢が今実現しようとしている。
大人になってからの夢は自分次第(周りの協力があっての事だが)で叶うんだ!
期待と胃袋を大きく膨らませ、私は機内へと乗り込んだ。
機内食は、日本食とはしばらくご無沙汰になるかも。日本食を選び、日本での準備期間を振り返えりながら食べた。
私を支援して下さった日本の皆様に空の上から感謝を述べた。
『ありがとうございます。』
これから三ヶ月間どんな楽しい事が待っているのか?
ワクワクした気持ちが私の心を占有していた。
今行くから、待っててね。私のイタリア♪